車の納車日を決める際に、「納車日は仏滅でも大丈夫?」という質問をよくいただきます。普段はあまり「仏滅」を意識しない方でも、大切な車の納車日となると少し気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、仏滅納車にまつわる疑問や不安にお答えし、納車に適した日や時間についても詳しく解説します。六曜を参考にした「納車に良い日ランキング」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
納車日は仏滅で大丈夫?六曜別 おすすめの納車日と時間ランキング
納車は仏滅でも大丈夫?
「仏滅」は「六曜」と呼ばれる暦の1つで、一般的にはあまり縁起が良くないとされる日です。しかし、納車を仏滅に行っても問題はなく、当社でも仏滅納車を連れる方もいます。しかし、仏滅について少しでも気になる方は、以下をご参考ください。
仏滅を少しでも気にするなら…
当社では、お客様が「仏滅納車」を少しでも気にされる場合、仏滅を避け、それ以外の日をお勧めしています。多くのカレンダーでは、仏滅の前後に必ず大安があるため、「1日ずらして大安にしてみてはいかがですか?」とさりげなく提案し、仏滅を回避できるようにしています。
何か強く信仰しているわけではなくても、仏滅に納車して万が一事故が起きた場合、
- 「仏滅に納車にしたから事故にあったのかも」
- 「縁起が悪い・不吉だ」
- 「また、事故が起きるのでは…」
と、後悔や不安の原因になることがあります。仏滅に対してまったくこだわりがない方は、仏滅納車でも問題ありませんが、少しでも気になるようでしたら、仏滅を避けた日をお勧めします。
仏滅納車しか選べない場合の対処法
仏滅納車は吉日
どうしても他の日に調整できず、仏滅に納車するしかない場合もあります。その際は、仏滅に対するポジティブな考え方を取り入れるとよいでしょう。
実は「仏滅」は、「物が一度滅び、新しい物が始まる日」とも解釈されており、新たなスタートに適した日とする考え方もあります。
新規事業や新しい取り組みをあえて仏滅に始める方もいるほどで、物事をリセットし「空っぽからのスタート」を象徴する日とされることもあります。
したがって、どうしても仏滅にしか納車できない場合でも、それはお客様にとって「新しいスタートの吉日」として前向きに受け入れることができます。
つまり、仏滅もとらえようで吉と言う事になります。納車日が、どうしても仏滅しか空いていないのであれば、それは、お客様にとって「吉日」なのかもしれません。
また、仏滅納車が気になる場合は、「車のお祓い」を行い、不安を軽減するのもおすすめです。
車のお払いをしよう
もし他の日に変更できず仏滅に納車することになった場合は、不安な気持ちを払拭する方法として「車のお祓い」を行うのも一案です。
全国の神社やお寺では、自家用車を境内などに持ち込み「車のお祓い」や「交通安全祈願」を受けることができます。例えば、東京の有名な寺社では、以下のような場所で車のお祓いが可能です。
上の写真は杉並区の妙法寺でのご祈祷の様子です(妙法寺HPより)
気になるかたは、「車のお払い」「交通安全祈願」などを受けるのも良いですね。祈祷料(初穂料)は5,000円~10,000円くらいかかります。
その他、関東で車のお祓いができる有名な神社はこちら
成田山のお祓い
成田山など大きな神社では車のお祓い用の「交通安全祈祷殿」があります。
有名な神社なので多くの車が「お祓い」に訪れ、休日の祓いは30分ごとに行われます。
お祓いの申込方法ですが、堂内に備え付けの用紙があるので記入し、初穂料(謝礼)を添えて申し込みます。 初穂料はも5千円 または1万円で受け付けています。
はじめは車のお祓いをし、次に参詣者の体のおはらいをします。
お祓い後は、御守り札(懐中タイプ)を授かって終わりです。
他の神社の御守り札は、車に貼るシールタイプ・車のルームミラーに吊るすタイプなどがあり、神社によって異なります。
実際に仏滅納車した人はいるの?
最近では仏滅にこだわる人は少なく、昔に比べて仏滅納車をする事が多くなりました。
どうしても都合がつかず「仏滅」になってしまうお客様も多いのですが、
納車日が仏滅でも、まったく気にしない方がほとんどです。
もちろん、お客様には
「納車日が仏滅ですが~」とお知らせするのですが
「いいよ、いいよ、仏滅なんて、ぜんぜん気にしないから進めて~」
といった具合です。
仏滅納車して事故を起こした人はいる?
30年以上車販売をしていますが、「仏滅納車」をして大きな事故をおこしたお客様は思いあたりません。
それより、とても不可解なのは4989のような不吉なナンバープレートの事故の方が多いと感じます。
ナンバープレートの数字が気になる人は、人気の琉球風水師シウマさんの「車のナンバー占い」、「縁起の良い車のナンバー」を別ページで紹介しているので参考にしてください。
車屋さん自身は仏滅納車は気にならないの?
私自身、自分の車を購入する際に、仏滅を気にしたことはありません。
家族に車を買った時も、まったく気にしませんでした。
職業柄、毎日、車を仕入れたり販売しているので無頓着になっているのかもしれません。
ちなみに、今まで事故は起こしたことはありません。
納車に適した日と時間ランキング
納車日は「大安」がベストとされることが多いですが、他の日にもそれぞれ特徴があります。以下に「納車に良い日ランキング」をご紹介します。
六曜には「大安」「仏滅」も含めに次の6つの日があり、納車日は「大安」がベストとされることが多いですが、他の日にもそれぞれ特徴があります。以下に「納車に良い日ランキング」をご紹介します。
1位 大安
「大安」は六曜の中で最も縁起が良いとされ、すべてのことにおいて吉とされています。結婚式や引っ越し、新しいスタートを切る日として人気が高く、納車日にも最適です。「良いことが続く」という意味もあるので、安心して新しい車と出発できますよ。特にこだわりがない場合も、迷ったら「大安」を選ぶと良いでしょう。
2位 友引
「友引」は、大安に次いで縁起が良い日とされ、納車に適しています。ただし、11時から13時の間は凶とされるため、この時間帯を避けましょう。「友を引く」という意味も含まれており、良い縁や友人との関係が強まる日とされています。午後の時間帯に納車し、その後、家族や友人と新車でお出かけする計画を立てても良いですね。
3位 先勝
「先勝」は午前中が吉で、午後が凶とされる日です。文字通り「先んずれば勝ち」の意味を持つので、午前中に動き始めるのが良い日です。納車もできれば朝早めに済ませ、気持ち良く新車でドライブに出発しましょう。午後の凶の時間帯は避け、午前中のうちにスタートするのが吉です。スピード感を大事にしたい方におすすめです。
4位 先負
「先負」は、先勝と逆に、午後の時間帯が吉とされます。午前中は準備を整えたり、書類確認などを行う時間とし、午後から新しい車を迎え入れるのがベストです。「急いては事を仕損じる」という意味合いもあり、ゆったり構えることが大切な日です。焦らず、午後に余裕をもって納車を迎えられると、安心してスタートが切れます。
5位 赤口
「赤口」は六曜の中でも縁起が悪い日とされていますが、例外として11時から13時の時間帯は吉とされています。この限られた2時間に納車の予定を合わせると良いでしょう。普段は縁起を気にしない方でも、少し時間に合わせて計画を立ててみるのも良いかもしれません。お昼休みを利用して、サクッと納車を済ませるのもおすすめです。
6位 仏滅
仏滅は一般的に「凶日」とされていますが、「物が一旦滅びて新しい物が始まる日」とも解釈されます。新しいスタートを切るのに適した日と考える方もおり、最近では気にせず仏滅を選ぶ人も増えています。他の日が難しい場合や、特にこだわりがなければ、仏滅に納車をしても問題ありません。
まとめ 納車日は仏滅で大丈夫?六曜別 おすすめの納車日と時間ランキング
納車日は、縁起の良し悪しが気になる方も多く、特に「大安」や「友引」が選ばれやすい傾向にあります。しかし、六曜のそれぞれの日には異なる特徴があり、自分に合ったタイミングで納車を迎えることで、気持ちよく新しい車との生活をスタートさせることができます。
「大安」が最も縁起の良い日とされていますが、午前中に納車をすると吉の「先勝」、午後が吉とされる「先負」、そして11時から13時が吉の「赤口」も、うまく時間を合わせることで良い日と考えることができます。また、「仏滅」も「新しいスタートの日」としてとらえ、気にせず納車される方も増えています。どうしても仏滅が気になる場合は、お祓いを受けたり交通安全祈願をして、安心して納車を迎えるのも良いでしょう。
それぞれの六曜の特徴を活かして、自分の気持ちに合った日と時間で納車の日を迎えてください。