「車検の予約っていつからすればいいの?」
「まだ期限まで余裕があるから大丈夫かな?」
「予約なしでも受けられる?」
車検が近づくと、このような疑問を持つ方も多いと思います。
実際に私たちの工場でも、
「気付いたら車検が来月だった…」
「代車も借りたいけれど間に合いますか?」
というご相談をよくいただきます。
現在は車検満了日の2か月前から車検を受けられるようになりましたが、だからといってギリギリまで待つのがおすすめというわけではありません。
車検で大切なのは、「いつ受けるか」よりも「いつ予約するか」です。
今回は、認証車検整備工場の現場で実際によくあるケースを交えながら、車検予約のベストなタイミングや失敗しないポイントをわかりやすく解説します。
車検予約はいつするのがおすすめ?

結論からいうと、車検予約は満了日の1〜2か月前がおすすめです。
特に、
- 代車を利用したい方
- 土日に車検を受けたい方
- 3月や9月に車検を迎える方
は、早めの予約をおすすめします。
最近はインターネットから簡単に予約できるお店も増えていますが、希望日時や代車の有無などを考えると、余裕を持って相談しておく方が安心です。
実は「車検を受ける時期」と「予約する時期」は違います

意外と勘違いされる方が多いのですが、
「車検を受ける日」と「予約する日」は別です。
例えば車検満了日が6月30日なら、
- 車検を受けるのは5〜6月
- 予約の相談は4〜5月
という形でも問題ありません。
むしろ早めに予約しておくことで、
- 希望日時を確保しやすい
- 代車を確保しやすい
- 必要な部品を手配しやすい
といったメリットがあります。
私たちの工場でよくある予約トラブル
実際に工場でよくあるのが、
「まだ大丈夫だと思っていた」
「忘れていた」
というケースです。
特に車検満了日が近づいてからご連絡いただくと、
- 希望日時が埋まっている
- 代車が空いていない
- 部品の取り寄せが間に合わない
ということがあります。
例えば、
「お子さまの送迎で車が必要だったけれど、代車の予約が取れなかった」
「タイヤ交換が必要だったが、希望日までに部品が入らなかった」
といったケースは実際によくあります。
また、車検期限を過ぎてしまうとさらに大変です。
車検切れの車は公道を走ることができないため、自宅までレッカーで引き取りに伺う必要があり、別途費用が発生する場合があります。
ディーラーや整備工場によっては、ディーラーナンバー(仮ナンバー等)を使用して移動する対応になることもありますが、その場合も追加費用がかかるケースがあります。
「あと数日あるから大丈夫」と思っていても、予約状況や部品の入荷状況によっては間に合わないこともありますので、早めのご相談がおすすめです。
3月・9月・土日は特に混みやすい

毎年特に混雑しやすいのが3月です。
年度末は車検台数が増えるため、整備工場だけでなく陸運局の検査予約も混雑します。
その理由の一つが、新生活を迎える社会人や学生の方が3月に車を購入・登録するケースが多いためです。当社でも1年間を通して見ると、3月は車検や登録業務が特に集中する時期となっています。
また、自動車税の仕組みも関係しています。
普通車の場合、3月中に新規登録するとその年度分の自動車税がかからないため、3月中に登録を済ませたいという方が多くなります。
反対に、乗らなくなった車を所有している方は、4月1日時点で登録が残っていると翌年度分の自動車税が課税されるため、3月中に廃車手続きを行うケースも少なくありません。
そのため3月の陸運局では、
- 車検
- 新規登録
- 名義変更
- 廃車手続き
が一斉に集中し、非常に混雑します。
実際に私たちも3月は陸運局で通常より長い待ち時間が発生することがあり、検査予約も取りづらくなる傾向があります。
また、
- 土曜日
- 連休前
- 長期休暇前
も予約が集中しやすい時期です。
希望日時が決まっている場合は、できるだけ早めの予約がおすすめです。
予約なしでも車検は受けられる?

予約なしでも車検は受けられる?
予約なしでも対応してくれる整備工場はあります。
ただし、
- 希望日時に受けられない
- 長時間待つ可能性がある
- 代車を利用できない
- 当日対応できない場合がある
といったデメリットがあります。
特に繁忙期は予約優先になることが多いため、事前予約がおすすめです。
当社でも予約なしでの車検相談を受け付けていますが、基本的にはすでに予約のお客様の予定が入っています。そのため、
「今日預けて明日には終わりますか?」
というご希望には対応できないことがほとんどです。
どうしても急ぎで車検を受けたい場合は、状況によっては追加料金をいただいて対応するケースもありますが、必ず対応できるわけではありません。
もし車検満了日が迫っていてお急ぎの場合は、近隣の整備工場や車検専門店へ電話をして、予約の空き状況を確認してみるのも一つの方法です。
車検の満了日を確認する方法
1.フロントガラスのステッカーを見る

車検の満了日を確認する最も簡単な方法は、フロントガラスのステッカーを確認することです。すべての車両には、車検が有効である期間が記載された「車検ステッカー」がフロントガラスの内側に貼られています。このステッカーには、車検満了の年月日が記載されており、一目で確認できます。
2.電子車検証(車検証アプリ)で調べる

2024年度より、車検証がICチップ入りの電子車検証へと移行しました。従来の紙の車検証には車検満了日が記載されていましたが、電子車検証では個人情報保護の観点から、車検満了日は直接記載されていません。代わりに、**国土交通省の「車検証閲覧アプリ」**を使って確認することができます。このアプリでは、車検満了日の事前通知を受け取ることもでき、車検切れを防ぐための便利な機能が充実しています。
車検証閲覧アプリの通知機能
車検証閲覧アプリでは、車検の有効期限が近づいた際に満了60日前、30日前、1日前に通知を受け取ることが可能です。これにより、忘れずに車検を受けることができます。
車検有効期間を確認する手順

車検証閲覧アプリで車検有効期間を確認するには、以下の手順を実行してください。
- 車検証閲覧アプリをダウンロードしてインストールする
- アプリを開き、セキュリティコードを入力
- 電子車検証のICタグをスマートフォンで読み取る
- ICタグに格納された**自動車検査記録事項(車検証情報)**から車検有効期間を確認
アプリでは、車検証の有効期間だけでなく、リコール情報や車検証情報ファイルの出力もできるため、車両のメンテナンスや情報管理に役立ちます。このアプリを活用することで、簡単に車検の有効期間を把握し、適切なタイミングで車検予約ができるようになります。
また、最近ではディーラーや整備工場から車検の満了が近づいた際に通知が来ることが多いです。それでも見落としやすいため、自分でもカレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくと安心です。
車検予約に必要なもの

車検を予約する際に、以下の書類や情報が必要です。これらを事前に用意しておくと、予約や手続きがスムーズに進行します。
1. 車検証
車検証は、車両の登録や仕様が記載された重要な書類です。予約時や実際の車検時に必ず必要になります。車検証は通常、車内のグローブボックスなどに保管されているので、忘れずに確認しましょう。
2. 自賠責保険証明書

自賠責保険は、車両を運行するために法律で義務付けられている保険です。自賠責保険証明書も車検時に必須の書類ですので、車内で保管しておき、期限が切れていないか事前にチェックしましょう。
3. 自動車税納税証明書
以前は車検時に自動車税納税証明書が必ず必要でしたが、現在では多くの地域で自動車税の支払いが電子化されており、通常は証明書を持参する必要がなくなりました。電子システムで納税状況が確認できるため、手続きが簡便化されています。

ただし、車検直前に自動車税を納めた場合は注意が必要です。税金の支払いがデータ化されるまでに時間がかかることがあり、その際は電子的に確認ができない場合があります。そのため、万が一に備えて、収納印が押された納税証明書(継続検査用と印字されたもの)を持参しておくと安心です。特に直前に支払った方は、整備工場と事前に相談しておくことをおすすめします。
4. 諸費用
車検時には、法定費用として重量税や検査手数料、自賠責保険の費用がかかります。整備工場によっては、車検予約時に一部の費用を前払いする場合もありますので、事前に料金の見積もりを確認しておくことが大切です。
車検予約の方法
車検の予約には、以下のような方法があります。それぞれの方法には特徴があり、自分に合った手段で予約を進めましょう。
1. 電話予約
整備内容や費用について相談しながら予約したい方におすすめです。
2. インターネット予約
24時間いつでも予約できるため、忙しい方に人気です。
3. 直接来店しての予約
実際に車を見てもらいながら相談できるため、気になる不具合がある方に向いています。
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まとめ|車検予約は「早めの相談」が安心です
車検は満了日ギリギリでも受けられますが、予約は早めがおすすめです。
特に、
- 代車が必要な方
- 土日希望の方
- 繁忙期に車検を迎える方
は、1〜2か月前には相談しておくと安心です。
私たちの工場でも、
「もっと早く予約しておけばよかった…」
というお声をいただくことがあります。
車検は単に車検証を更新するためのものではなく、これからも安心して車に乗るための大切な点検です。
ぜひ余裕を持って予約し、安心して車検を迎えてくださいね。

