「納車おめでとうございます」って、ちょっと違和感ありますよね?
実際、「なぜおめでとう?」「上から目線に聞こえる」と感じる方も少なくありません。
この記事では、現役の自動車販売店オーナーの視点から、
- なぜ車屋は「納車おめでとうございます」と言うのか
- その言葉に込められた意味とは?
- 違和感を感じるのはおかしいことなのか
という疑問にしっかりお答えします。
「納車おめでとうございます」はおかしい?
先日、県外から久しぶりに遊びに来た友人夫婦に

車を購入したら「納車おめでとうございます」って車屋さんに言われたけど
あれって、なんか変じゃない?
あまり、いい気がしなかったけど、どういう意味?
なぜ、言うの?
と、聞かれました。
友人夫婦が言うには、

そんなに頑張ってないし、
上から目線?
喜んでいいのか、けなされてるのか・・・
普通に「ありがとうございました」
でいいんだけどな~
と、少々お怒りの様子。
う~ん、私、車屋さんにとっては耳の痛い話です。
納車おめでとうございます」が変に聞こえる理由
確かに、友人の言う通りおめでとうございますには、車屋の私でも違和感を感じる事があります。
- 車を買っただけでなぜ「おめでとう」?
- 苦労して買ったわけでもないのに…
- ちょっと上から目線に感じる
「納車おめでとうございます」と言われても、宝くじのように車が当たったわけではありませんし、誕生日のように「おめでとうという」というのもおかしいです。
今の時代、様々な価格帯の車が販売されていますし、便利な決済方法もあるので、車を買うのはそう難しくありません。
友人の言う通り、上から目線で「やっと買えたね。おめでとう」と言われたようで、嫌みな感じにも聞こえます。
このように、「おめでとうございます」は、少し違和感を与えることもあるのです。
でも、実際に「納車おめでとう」を使う車屋さんは沢山います。
例えば、スバルやホンダの一部車両では新車の納車時に花束を渡してお祝いしてくれます。
ホームページやブログでも、「⚪⚪様、納車おめでとうございます」と写真付きで大きく掲載している販売店も沢山見かけます。
車屋が「納車おめでとうございます」と言う本当の理由
実は、当店でも「納車おめでとうございます」を使います。
でも使うのはほとんど限られた状況のみで、お客様と親しい関係にあって長いお付合いのお客様のみです。例えば・・・
◆超高級車やスーパーカーを購入され、ご希望で「納車式」を行う場合
➡花束を持って、納車おめでとうございます!
◆何年も探していた希少車がみつかり購入できた
➡納車おめでとうございます!
◆貯金がたまったから、やっと買えた
➡納車おめでとうございます!
◆ローン審査がやっと通って念願のマイカーが買えた
➡納車おめでとうございます!
こんな背景のある納車には、「おめでとうございます」という言葉がぴったりなんです。
でも、友人のように違和感を持つというお客様もいらっしゃるので、実際のところほとんど使わないようにしているのです。
納車おめでとうございますは正しいの?
みんなはどう思うの?
お客様のなかには、納車時に「おめでとうございます」と言われても
「まったく気にならないよ」とおっしゃるもいらっしゃいます。
知恵袋などで検索しても、
などの声があります。
納車は、おめでたいこと
本来、車の納車は、お客様にとって新しい生活のスタートです。
- 家族との時間が増える
- 通勤やレジャーが快適になる
- 行動範囲が広がる
- 命を預ける大事な相棒を迎える
こう考えると、納車は“人生の節目”とも言える大切で、おめでたい日。
私たち車屋が考える納車は、大切な我が子を嫁に出すのと同じ気持ちですから、おめでたいことは間違いありません。
また納車の日取りは、縁起の良い「大安」を選んで納車する方も多く、まさにおめでたい日。
お客様にとって納車は、今から生活を共にし、命を預けるパートナーと出会える日です。
納車は待ちどおしい日、嬉しい日、おめでたい日、豊かな未来が期待できる日に間違いはないはずです。
こう考えると、納車おめでとうございますと、心から祝いたくなるのが車屋の気持ちなんです。
「納車おめでとうございます」は時代の名残でもある
時代をさかのぼると、もうひとつの視点で納車おめでとうが見えてきます。
50年前は、車の購入はサラリーマンのあこがれであり夢でした。大卒の初任給が3万円の時代です。
その当時、華々しくデビューしたスバル360の新車価格は約45万円です。でも、ローンなんてない時代ですから、みんなが必死に給料を貯めて車を購入しました。
高度経済成長期、物がない時代、みんながむしゃらに働いていた私の両親の時代です・・・すいません年がわかっしまいますね(笑)

ですから、何年もコツコツ貯金して、やっと車を手に入れたお客様に「納車おめでとうございます」と言うのは当たり前の時代だったんですね。
「納車おめでとう」が意味するものは豊かな生活を手に入れる為に行った努力へのねぎらいの言葉で、時代の象徴ともいえます。
きっと、この時代の想いがなごりとして生きていて、「納車おめでとうございます」という言葉が今でも残っているのかもしれません。
今の時代、「納車おめでとう」をどう使うべきか?
現代では、車の購入はより身近になり、「納車おめでとうございます」が逆に不愉快な想いをさせたり、違和感になることも。
そのため、私たち販売店としても、
- お客様の状況や表情を見て
- 喜んでもらえるタイミングだけに使う
など、言葉選びに慎重になる必要があります。
ただし、「おめでとう」が心からの祝福であることに変わりはありません。
まとめ 納車おめでとうはおかしい?→背景を知れば納得できる

手軽に車を購入することが可能になった今、「納車おめでとうございます」を不愉快に感じるお客様も多く、車屋さんでは最近ではあまり使わないようになりました。
それでも「納車おめでとう」の言い回しが残っているのは、高度経済成長期のなごりとも言えます。
しかし車屋の立場から言うと、大安吉日の「めでたい日」に素晴らしい商品を送り出すという意味で、純粋に「おめでとうございます」と叫びたいのです。
あなたの愛車が、家族や友人との距離を縮め、あなたの人生を便利で豊かなものにする事を祈って「納車おめでとうございます」と言わせてあげてください。
それではまた(@^^)/~~~
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