車検が切れたらどうなる?罰則・対処法・リスクを徹底解説!

ひ 車検
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車検が切れたことに気づいた瞬間、焦ってしまう方も多いのではないでしょうか?しかし、車検が切れたまま放置してしまうと、予想外のペナルティやリスクが発生する可能性があります。この記事では、「車検が切れたらどうなるか」について、詳しく解説します。また、もし車検が切れてしまった場合の対処方法や、車検切れを防ぐためのポイントもご紹介します。

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車検が切れたらどうなる?罰則・対処法・リスクを徹底解説!

車検切れで運転すると違法!

道路交通法違反 取り締まるパトカー

車検が切れた車を運転するのは違法です。車検は、車が安全に走れる状態かどうかを確認するための制度で、定期的に受けることが義務付けられています。車検が切れたまま運転すると、道路運送車両法違反により次のような厳しい罰則を受ける可能性があります。

罰則内容

  • 罰金:最大30万円
  • 違反点数:6点
  • 免許停止:一発で免停の対象

車検切れに気づいたら、自賠責保険も確認しよう

自賠責保険

車検が切れたときは、自賠責保険(強制保険)の加入期間を必ず確認しましょう。

ほとんどの車は、車検よりも自賠責保険の期間が少し長く設定されていますので、車検が切れた直後にすぐ保険が無効になるわけではありません。

しかし、車検切れの状態が長引くと自賠責保険も失効します。保険に加入せずに運転すると罰則を受けるだけでなく、万が一、事故を起こすと保険が適用されず、全ての損害賠償を自己負担することになります。

罰則について

保険に加入せずに運転すると、50万円以下の罰金や1年以下の懲役といった重い罰則を受ける可能性があります。

自賠責保険が切れた車を運転した場合の罰則は以下の通りです:

  • 罰金:50万円以下
  • 懲役:1年以下
  • 違反点数:6点

さらに、保険が無効な状態で事故を起こした場合、相手への損害賠償を全額自己負担することになります。事故や罰則のリスクを避けるためにも、早めの対応が重要です。

車検が切れたらどうすればいい?5つのステップで対処法を解説

説明をする女性

車検が切れてしまった場合、すぐに運転を再開するためにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、車検が切れたときに取るべき具体的な対処法をご紹介します。

1. 車を動かさない

まず、車検が切れた車を運転してはいけません。運転すると、前述した罰則の対象となります。車を安全な場所に停め、今後の対策を検討しましょう。

2. 自賠責保険に加入する

車検を受けるためには、自賠責保険に加入していることが前提となります。自賠責保険が切れている場合は、まず新たに保険に加入する必要があります。

自賠責保険は、保険会社やインターネットを通じて簡単に手続きができますが、車検業者に依頼する場合は、自分で加入する必要はありません。

3. 仮ナンバーを取得して移動

仮ナンバー

もし車検を受けるために車を移動させる必要がある場合は、仮ナンバー(臨時運行許可証)を取得しましょう。これは市区町村の役所で申請でき、車を車検場や整備工場に移動させるための一時的な許可証です。仮ナンバーを取得する際には、車検証や、加入済みの「自賠責保険証明書」が必要となるので、忘れずに用意してください。面倒な方は4番へ

仮ナンバーの取得方法と申請手順は、別ページで詳しく紹介しています。

4. 整備工場やディーラーに依頼する

レッカー車

車検を受けるには、整備工場やディーラーに車を持ち込む必要があります。多くの業者では、車検切れの車の引き取りサービス(有料)を提供しています。

具体的には、レッカー車で運んだり、車検切れでも運転できる業者専用の回送運行許可ナンバー(ディーラーナンバー)を付けて車検工場まで運びます。どちらも有料になりますが、自分でレッカー車を頼むより、車検業者に頼んだ方が格安です。電話で問い合わせてみましょう。


参考価格

  • 当社では、車検切れの車(回送運行許可ナンバー引取)の場合は、1,050円の追加料金のみいただいでいます。
  • 車検切れの車でも、検諸費用・車検代金は普通の車検と同じ代金です。

5. 車検後の確認

車検が無事に完了したら、新しい車検証とステッカーを確認し、車に貼り付けましょう。これで、再び安心して車を運転できるようになります。

車検ステッカーの正しい貼り方と位置は別ページで詳しく紹介しています。

車検切れを防ぐために!おすすめの対策

車検切れを防ぐために、事前にできることも多くあります。うっかり忘れてしまうことがないように、以下の対策を実践してみてください。

1. 車検証の有効期限を確認する

軽自動車の電子車検証

2024年度から、従来の紙の車検証はICチップ入りの電子車検証へと移行しました。これに伴い、車検証に車検満了日が記載されなくなりましたが、国土交通省が提供する車検証閲覧アプリ」を使えば、いつでもスマホで簡単に有効期限を確認できます。

車検証閲覧アプリの便利な機能:

国土交通省 車検証閲覧アプリ
  • 車検満了日の確認:ICチップ入りの車検証をスマホで読み取るだけで、車検の有効期限を確認可能。
  • 通知機能:車検満了日の60日前、30日前、1日前に自動で通知を受け取れるため、車検切れを未然に防ぐことができます。

これにより、紙の車検証を見て確認する必要がなく、いつでもスマホで有効期限をチェックできるので、より便利で安心です。

詳しい「車検証閲覧アプリ」のダウンロード方法や使い方については、別ページで紹介しています。

2. 車検ステッカー(車検標章)をチェックする

車検ステッカー

車検が近づいていることを確認するためには、運転席内側、フロントガラス上部に貼られている車検ステッカー(車検標章)を定期的にチェックしましょう。このステッカーには、車検満了日が明記されており、運転するたびに確認することで、車検切れを防ぐことができます。

また、丸シールに記載された法定12か月点検も重要です。点検日を忘れずに整備工場に出すことで、車検日の再確認ができますし、車の安全性を維持し、トラブルを未然に防げます。

3. 車検のお知らせサービスを利用する

車検

多くの整備工場やディーラーでは、車検が近づいた際に通知してくれるサービスがあります。メールやハガキでお知らせを受け取ることで、車検を受けるタイミングを逃す心配が少なくなります。

しかし、工場やディーラーによってはお知らせサービスが届かないこともあるため、通知に完全に頼り切るのは危険です。ステッカーと併用して、車検の有効期限を把握しておくことが大切です。

4. 早めの予約を心がける

車検は、有効期限の1ヶ月前から受けることが可能です。早めに予約を入れておくことで、急な予定変更や不具合にも対応できる余裕が生まれます。

車検予約はいつから?予約なしでも可能?必要な書類と準備を徹底解説!は別ページで詳しく紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q: 車検が切れた車でも売却できますか?

A: 車検が切れた状態でも車を売却することは可能です。ただし、買取価格が下がる可能性が高いので、車検が有効なうちに売却するのがおすすめです。

Q: 車検が切れた車でも保険に加入できますか?

A: 自賠責保険は、車検を受ける際に必須ですので、車検切れでも加入可能です。しかし、任意保険については保険会社の判断によるため、事前に確認しておきましょう。

Q: 車検が切れた車で事故を起こした場合、任意保険はおりますか

A:車検が切れた車で事故を起こした場合、自分の怪我や車両の補償を契約していても基本的には補償対象外となり自己負担で賠償しなければならないリスクがあります。ただし、相手方への補償である「対人賠償」や「対物賠償」は支払われる可能性が高いです。

Q: 車検を受ける際に必要な書類は何ですか?

A: 車検を受ける際には、車検証、自賠責保険証明書、納税証明書(自動車税)などが必要です。事前にこれらの書類を揃えておくと、スムーズに手続きが進みます。

Q: 車検切れの車をもう乗らないなら、どうすれば良いですか?

A: 車検が切れた車を、一時的に乗らずに保管したい場合は、陸運局での一時抹消登録を検討してください。永久に乗らずに廃車手続きをする場合は永久抹消手続きが必要です。

一時抹消登録・永久抹消手続きについては、車屋さんが教える「初めての廃車手続き」ガイドで詳しく紹介しています。

まとめ 車検が切れたらどうなる?罰則・対処法・リスクを徹底解説!

車検が切れると、罰則やリスクが大きくなるため、早めの対処が必要です。車検が切れたらすぐに運転をやめ、仮ナンバーの取得や整備工場への依頼など適切な対応を取りましょう。さらに、車検切れを防ぐための予防策も取り入れて、安心してカーライフを楽しんでください。

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