車購入の際、内装色を「ベージュか黒か」で迷われている人むけに、車屋さんが「車の内装色のベストな選び方」を教えます。
車の内装「ベージュか黒か」どっちが良いの?車屋さんが教える内装色選びのポイント
車を購入する際、多くの人が内装の色選びに悩むものです。内装色について「汚れが目立たない方がいい」「掃除が楽な方がいい」といった声をよく耳にします。
確かに、10年先まで綺麗に乗れて、後悔しない色を選びたいですよね。この記事では、内装色選びのポイントを詳しく解説します。まずは、ベージュと黒、それぞれの色の欠点を見ていきましょう。
ベージュ・アイボリー内装色の欠点
ベージュやアイボリーなどの明るい内装色には、以下の欠点があります:
- 汚れが目立つ:子供がいると、シートの上を靴で歩いたり座ったりすることが多く、土や泥の汚れが気になります。
- 飲み物のシミ:コーラやコーヒーなどの色の濃い飲み物をこぼすと、シミになりやすいです。
- 日焼けによる変色:青空駐車場に車を置くと、経年劣化で日焼けし、変色する可能性があります。
黒い内装色の欠点
黒い内装色にも欠点があります:
- 汚れが白く目立つ:土汚れや泥汚れが白く浮き立ち、ほこりも白く目立ちます。
- 頻繁な掃除が必要:汚れが気になると、乗るたびに掃除をしなければならず、大変です。
- 暗い雰囲気:黒い内装は、車内の雰囲気が暗く感じられることがあります。
どちらの色を選ぶべきか悩むところです。車は高価な買い物であり、簡単に買い換えられません。10年先まで綺麗に乗るためには、どちらの内装色を選ぶのが良いのでしょうか。次のセクションでは、内装色選びのポイントを詳しく見ていきます。
内装色選びのポイント
シートの素材を考慮しよう
ベージュは汚れやすいと考えられがちですが、実は汚れや退色、劣化に最も影響を受けにくい色です。
一見、黒色の方が汚れが目立たないように思えますが、長年車屋をしてきた経験から言うと、10年経ったベージュでも黒と同じように汚れは目立ちません。実際、そういう車を何台も見てきました。
また、内装がベージュだからといって、買取価格が落ちることはありません。
その要因の一つは、車のシートの素材にあります。車のシートには、汚れにくいファブリック素材(トリコット、ジャージ、モケット)が使われています。
飲み物をこぼした時など、すぐにサッと拭きさえすれば、綺麗に落ちる撥水素材でできているので、シートの色はさほど気にする必要はありません。
車を購入する際には「汚れ」に神経質にならず、どんどん「ベージュ」を選んでいただきたいです。汚れやすさは内装色を選ぶ決め手にはならないと言えるのです。
汚す頻度が高い場合は黒
ただし以下のような、汚す頻度が高い場合は「黒い内装」の車を選びましょう。
黒い内装を選んだ場合の注意点
黒いシートは汚れが目立たないからといって安心はできません。
黒は、汚れがついても目立たないため、気づかずに放置してしまいがちです。
汚れがついたまま放置すると、経年劣化でシミが浮き出て、ひどい場合は白い粉を吹きます。
当社の「買取り車」で、ひどい状態のものは、カビや苔が生えていました。
こうなったら臭いもきついですし、ルームクリーニングでもおちない染みになるので査定価格も下がってしまいます。
シートカバーで対応
どうしても汚れてしまう場合は、シートカバーをつけて対応するという手があります。
シートカバーは、さっと拭き取れて高級感がある革調シートがおすすめです。布のシートカバーは、下のシートまでシミを通しますから不向きです。
好きな色の内装色を購入したら、すぐにシートカバーをつける。
お子様が大きくなられたときに外しても良いし、乗り換えの時に外せば、新品同様のシートで買取査定も高額になるはずです。
雰囲気で選ぶ
同じ車でも内装色が違うだけで、ガラリと感じが違います。
自分の好みやイメージにあった雰囲気の内装色はどちらでしょうか?
ベージュ:
- 優雅な感じ
- 女性らしく優しいイメージ
- 車内が広くみえる
黒:
- 洗練されている
- スポーティ
- 男性らしくシック
通勤やドライブで長時間運転する場合、自分好みの空間にいると気持ちも弾むし癒されますね。
ベージュの内装は車内が「広く明るく」見えますが、シックな黒は「暗く狭い」イメージに感じます。
また、黒は「スポーティで洗練」されたイメージ、ベージュは「女性らしく上質」なイメージになります。
例えば、「ベージュ」の内装で女性らしさを売りにしているムーヴキャンパスは、
男性向けに、黒の内装を基調としたブラックインテリアなど、クォリティの高いグレードを販売し、男性ユーザーの人気を集めています。
内装色選びの2つめのポイントは、こういった人気色も参考に、ご自身の好みやイメージにあった内装色を選ぶと良いですね。
配色のこだわりで選ぶ
内装色選びのポイントの3つめは、
外装の色を決めてから、それに合った内装の色を選ぶ事です。
配色にこだわりを持つおしゃれな人なら、ボディカラーとの愛称も気になるはずです。
パステルカラーのかわいいボディカラーに、黒い内装を選ぶ人はあまりいないでしょう。
内装色を迷ったら、まずは車種、次にボディカラーの順に決めてから、ぴったり合う内装色を決めましょう。
みんなはどっちを選んでいるの?
ベージュ派の声
スズキHP参照 スペーシアベージュ内装
長年お客様の新車購入のお手伝いをさせていただきましたが、内装を「黒」か「ベージュ」で迷った場合、8割のお客様が「ベージュ」の内装に決めて購入されています。
お客様がベージュを好むのは、
やはり、皆様車内が広く見える。高級感がある・・・はもちろんですが、
ベージュだと、コンソールやドア、足元の「プラスチック部分の傷」が目立たない
という声を多く聞きます。
たしかに、黒い内装ですとコンソールboxの線傷、足元の擦り傷、ドア内張りの擦れなどが白くなって目立ちますからね。
特に「乗り降りの回数が多い人」は傷をつけやすいので、傷が目立たない「ベージュの内装」の方がむいていると言えます。
黒派の声
最近は黒い内装が主流になり、明るい内装の車は少なくなりました。
ブラックインテリアなどのアップグレードタイプを設け、高級感を出す車も増えています。
車種により、真っ黒でスポーティでかっこいいタイプもあれば、女性が選びやすいように意識してデザインされた黒もあります。
黒1色のシートではなく、ツートンやステッチや柄入り、サテン風の光沢感を生地にもたせるタイプもありますから、「ほこり」が、目立たなくなったと喜ぶお客様も多いです。
2台目を「ベージュから黒の内装」に乗り換えたお客様は、「ベージュの内装のせいで、フロントウインドウに内装が反射して前がとても見づらかったので黒に変えた。」
とおっしゃっていました。
内装色の反射は、小型車や軽自動車ではほとんどないですが、「お客様の体系」や「大きな車」によっては反射して前方が見えにくくなる人もいるようです。
車の内装を風水で選ぶ
最後に、車の内装色を風水的に見てみましょう。
◆ベージュ:
風水ではベージュやアイボリーは、家族運を高める色とされています。みんなに頼られ、友人関係も順調。仕事も忙しく、お金も溜まりやす色です。
◆黒:
黒は風水では自分の魅力を高める事が出来る色とされています。知識が豊富で、名声を得る事も。出世運・恋愛運も高まります。
車の色を風水で選ぶ!駐車場の方位別ラッキーカラーとおすすめ車種も参考にしてください。
車の購入前にしておきたいこと
車の購入には、内装色もそうですが、様々な悩みがつきものです。
当社にいらしたお客様のほとんどが、
・新車か、中古車か。
・車を購入するかリースにするか。
・下取り車はもっと高く売れないのか・・・など、悩みは尽きません。
特にディーラーの下取り価格については皆さん深刻で
・「安すぎる!!」
・「よそで売った方が高いよと、ディーラー担当者にこっそり勧められた」
と、当店に「買取り依頼」をするお客様もいます。
確かに、ディーラーで査定した「下取り車」の価格は、かなり低く見積もられています。
でも、ディーラーは、人件費や車両保管、整備等の経費が多く掛かかるので仕方ないんですよね。
ディーラーでは、下取り価格の交渉に成功したと見せかけて、その分、値引きが少なかったり、価格の安いオプションマジックに惑わされ、そのまま契約してしまうお客様が多いのです。
査定額が中古車相場に適正かどうかの判断が、一般ユーザーには中々見分けることが出来ないんですよね。とてももったいないです。
ところが、買取専門店を利用すると、平気で20万円以上高く見積もられる事があります。
買取専門業者の優れている点は、輸出等の独自の販売ルートを持っている点です。
ボロボロの古い車でも、パーツや資源としてリサイクルするので、思わぬ買取価格が付くんです。カーネクスト などの買取専門業者は、廃車予定の車、動かない車にも値がつき、無料で自動車税の還付手続きもしてくれます。
ディーラーの査定額に惑わされず、納車日までの時間を有効利用して、ぜひ下取り車を高く売ってください。
まとめ 車の内装「ベージュか黒」どっちが良いの?車屋さんが教える内装色選びのポイント
◆内装色選びのポイント1
汚れや退色、劣化に一番影響を受け難い色は「ベージュ」
汚す頻度が高い人は黒を選ぶ
気になる人は、シートカバーで対応
◆内装色選びのポイント2
通勤やドライブ時、長時間1人で運転する場合でも
「ここちよく過ごせる車内/癒しの空間/きもちが弾む/くつろげる空間」などの雰囲気が持てる自分好みの内装色を選ぼう。
◆内装色選びのポイント3
外装の色を決めてから、それに合った内装の色を選ぶ
◆内装色選びのポイント4
乗り降りの回数が多い人は、足元やコンソールボックス、ドアの内貼りを傷つけやすいので、傷が目立たないベージュがおすすめ。
◆内装色選びのポイント5
ベージュは、車によってはフロントウインドウに内装が反射して前がとても見づらいので、購入時には注意が必要。