車検が終わった後、車検ステッカーを貼るのを忘れてしまったり、貼り方がわからなかったりする経験はありませんか?実は、車検ステッカーには正しい貼り方があり、適切な位置に貼らないと50万円以下の罰金になることもあります。
今回は、車検シールを正しく貼る方法や、車検シールが届かない場合の対処法、車検シールの再発行の方法を詳しく解説します。
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丸いステッカーの見方については、別記事で詳しく紹介しています。
車検ステッカーの正しい貼り方と位置! 再発行の方法は?
車検ステッカー(検査標章)とは?
車検ステッカー(検査標章)は、車検の有効日時が記載されたシールです。自動車の前面ガラスの内側から外側でも見やすいように貼り付けることが定められています(トレーラを除く)。
車検ステッカーを貼らずにいると違反になる?
「道路運送車両法」によって、車検ステッカーを貼らないことは違反となります。以下のように定められています
- 国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。
- 検査標章を表示しないで自動車を運行の用に供した者(50万円以下の罰金)
高速道路の入り口や一般道での検問で止められないよう、必ず正しく貼り付けましょう。
車検ステッカーの貼り付け位置
2023年7月3日以降、車検ステッカーの貼り付け位置は「運転席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置(前方かつ運転席から見やすい位置)」に変更されました。
以前のようにルームミラーの裏側に貼ることはNGです。
必ず運転席側のフロントガラス上部に内側から貼りましょう。
車検シールの貼り方
軽自動車と普通自動車の車検ステッカーの貼り付け位置は同じです。以下の手順に従って正しく貼り付けましょう
1.貼り付ける部分をきれいにする
古いステッカーを剥がす
- タオルにお湯を含ませて、古い車検ステッカーを剥がします。
- 車検ステッカーを剥がした後の糊はタオルで拭き取りましょう。
ガラスを綺麗にする
- フロントガラスに汚れがあると、車検ステッカーがはがれてしまう恐れがあります。
- 事前に水拭きと空拭きを行い、ガラスを綺麗にしましょう。
頑固な糊の除去
- どうしても糊が剥がれない場合は、台所の中性洗剤をタオルに1滴垂らし、拭き取ります。
2.車検ステッカーを作成する
車検ステッカーはそのまま貼ることはできません。左右の別々のステッカーを合体させて1枚にしてから貼り付けます。
1.透明シールを貼り付ける
右側の「透明シール」を半分はがします。
はがした半分を、真ん中の貼り付け部分に合わせます。
ミシン目の「内側」の四角い枠に合わせて貼り付け、指で押さえながら残り半分もはがして貼り付けます。
2.青シールを貼り付ける
左側の「青シール」を半分はがします。
透明シールの上に重ねて、ミシン目の「外側」の四角い枠に合わせて貼れば、車検シールの完成です。
これで、1枚のシールが完成し、車に貼り付ける準備ができました。
動画でも、貼り付け手順を見れます↓
3.車両に貼り付ける
次に手順2で作った車検ステッカーをフロントガラスに貼りましょう!車検ステッカーを貼る位置は、車の外側から見やすい位置でフロントガラス内側から貼ります(トレーラーを除く)
- 運転席に座る
- 運転席側上部の、車両中心から可能な限り遠い位置に貼付してください。右ハンドルの車は右側上部、左ハンドルの車は左側上部です。
- グラデーション部分の対処
- フロントガラスの上部が薄い青や緑の帯状でグラデーションになっていて、外側からステッカーを確認できない場合は、見える位置まで下にずらした位置に貼りつけます。
- ドライブレコーダーやセンサーの避け方
- ドライブレコーダーやセンサーが取り付けられている場合は、その部分を避けて貼り付けます。車から降りて前面から見える位置を確認してから貼り付けましょう。
注意点
- 車検ステッカーを貼ったら、適合証は破棄します。
- 現在、真ん中に貼ってあるステッカーは、次の車検までその位置に貼り付けたままにしてください。一度剥がしてしまうと再度貼り付けできないため、再発行が必要になります。
車検ステッカーが送られてこない?いつ届く?
車検ステッカーが届かない場合と対応方法
車検後、1週間から2週間程度で車検ステッカーが届きます。しかし、まれに郵送の遅延や住所の誤りなどで届かない場合があります。
車検ステッカーが届かない場合は、以下のいずれかの対応が必要です。
- 車検工場に問い合わせる
- 管轄の陸運局に問い合わせる
問い合わせの際は、車検証番号や車台番号を伝えるとスムーズです。
車検ステッカーは車検に合格してから後日郵送で届きます。すぐに手元に届くわけではないので、焦らずに待ちましょう。
仮の証明書(保安基準適合標章)
車検ステッカーが届くまでの間は「保安基準適合標章」という仮の合格証明書をフロントガラスに貼ってあるはずです。
これは車検工場で発行されます。
この保安基準適合標章が貼ってあれば、車検ステッカーがなくても15日間は道路を運転することが可能です。法律違反にもなりません。
車検ステッカーが届いたら、保安基準適合標章を剥がして車検ステッカーを貼り付けましょう。
車検ステッカーの再発行方法
万が一、車検ステッカーを紛失したり、貼り方を間違えて貼り付け不能になった場合は、再交付申請が必要です。
再発行は、通常、管轄の運輸支局または軽自動車検査協会で手続きを行います。以下に、車検ステッカーの再発行手順をまとめました。
1. 必要書類の準備
車検ステッカーの再発行には、以下の書類が必要です:
- 自動車検査証(車検証)
原本を持参します。コピーでは手続きができません。 - 申請書・理由書
申請書および、車検ステッカーを紛失、汚損、破損した理由を記載した書類です。用紙は運輸支局で入手できます - 身分証明書
運転免許証、マイナンバーカードなど、本人確認ができるものを用意します。 - 委任状(代理人が手続きを行う場合)
本人が手続きできない場合は、代理人が必要です。委任状に加え、代理人の身分証明書も必要になります。 - 車検ステッカーの残骸(汚損や破損の場合のみ)
もし手元に破損したステッカーが残っている場合は、それも持参します。
2. 手数料の支払い
車検ステッカーの再発行には300円の手数料がかかります。通常、数百円程度です。支払い方法は、運輸支局や検査協会の窓口で現金や印紙で支払います。
3. 手続き場所
- 普通自動車の場合: 最寄りの運輸支局(陸運局)で手続きが可能です。
- 軽自動車の場合: 軽自動車検査協会の支局で手続きを行います。
4. 申請手続き
書類を準備し、運輸支局または軽自動車検査協会の窓口で再発行申請を行います。通常、その場で新しい車検ステッカーを受け取ることができます。
5. 注意点
- 再発行した車検ステッカーは、新たに受け取った日から車に貼り直す必要があります。以前のステッカーを貼り続けることはできません。
- 再発行には時間がかかる場合がありますので、事前に窓口の営業時間や必要な書類を確認しておくとスムーズです。
これらの手順を踏むことで、車検ステッカーの再発行が可能です。
車検ステッカーの申請書・委任状の書き方は、別ページで詳しく紹介しています。
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まとめ 車検ステッカーの正しい貼り方と位置! 再発行の方法は?
車検ステッカーの正しい貼り方を理解して、罰金やトラブルを避けましょう。何かお困りのことがあれば、ぜひ当店までお気軽にご相談ください!
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。正しい情報を知って、安全に車を運転しましょう!