初めての車購入ガイド:車屋さんが教える7つの基礎知識

初めての車購入ガイド:車屋さんが教える7つの基礎知識 車購入
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 初めて車を買うのは、ワクワクする反面、どう選べばよいのか不安を感じることもあるのではないでしょうか?「車の購入には何が必要?」「どの車種を選ぶべき?」といった疑問や、後で後悔しないために知っておくべき基本的な知識がたくさんあります。

この記事では、車屋さんの視点から、初めて車を購入する際に知っておくべき「7つの基礎知識」を詳しく解説していきます。これを読むことで、車の選び方や維持費、支払い方法までしっかり理解できるはずです。

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初めての車購入ガイド:車屋さんが教える7つの基礎知識

自分に合った車種を選ぼう

車に乗る家族

ライフスタイルで選ぶ

車選びでは、まず自分のライフスタイルを振り返ることが重要です。車を主にどのような場面で使うかを考えてみましょう。たとえば、家族で使用するのか、一人で通勤や買い物に使うのか、またはアウトドアや長距離旅行を楽しむために必要なのかによって、選ぶべき車のタイプが大きく異なります。

  • 家族向け: ミニバンやSUVのような大きめの車は、家族全員が快適に移動できるだけでなく、たくさんの荷物を積むことができ、遠出にも便利です。
  • 一人暮らし・通勤用: コンパクトカーや軽自動車は、都市部での運転や駐車が簡単で、経済的にも維持費が抑えられます。通勤やちょっとした買い物にピッタリです。
  • アウトドア好き: クロスオーバーSUVや四輪駆動車(4WD)は、山や海など、自然豊かな場所へのレジャーに向いています。走行性能が高く、悪路でも安心して運転できます。

軽自動車 VS 普通車

軽自動車VS普通車

初めて車を購入する際に、軽自動車と普通車のどちらが良いか迷う方も多いですよね。

  • 軽自動車: 軽自動車はコンパクトで取り回しが良く、狭い道や駐車場でも楽に運転できます。また、税金や保険料、燃費などの維持費が普通車よりも安いため、経済的負担が少なく、初めての車や都市部での使用に向いています。
  • 普通車: 普通車は広い車内空間と荷物スペースを持ち、長距離ドライブや家族での利用に適しています。エンジンがパワフルで、高速道路や坂道でも安定した走行が可能です。ただし、購入価格や維持費が軽自動車より高くなる点は考慮が必要です。

軽自動車と普通車のどちらが自分に合うかは、使用目的や予算に左右されます。通勤や日常の買い物が中心の方は軽自動車、家族旅行やアウトドアを楽しみたい方は普通車が向いているでしょう。

車選びのポイント:何を重視するかで選びやすくなる

EV自動種充電ステーション
  • 燃費を重視したい!
    燃費の良い車を選ぶと、日々のガソリン代をぐっと節約できます。特に、環境にも優しいハイブリッドカー(HV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)、電気自動車(EV)は、燃料代を抑えるだけでなく、地球にも優しい選択です。都市部での短距離移動が多い方や、ガソリン代を賢く節約したい方にはぴったりです。
  • 維持費やメンテナンスが安い車
    車種によって維持費は大きく異なります。例えば、軽自動車は普通車に比べて自動車税や保険料がぐっとお得。経済的な選択ができますね。一方、輸入車はメンテナンスや修理コストが高くつくこともあるので、注意が必要です。定期的なメンテナンスのしやすさも、車選びの大事なポイントです。
  • 安全性
    運転に自信がない方や高齢者の方には、安全性が特に大切。現代の車は、衝突回避や車線逸脱警報、ブレーキアシストなど、安全装置が充実しています。こうした機能が備わった車を選ぶことで、安心して運転を楽しむことができます。

新車?中古車?それともカーリース?

中古車展示場

初めての車選び、ワクワクしますね!新車にするか、中古車にするか、それともカーリースにするか、悩むことが多いですよね。自分のライフスタイルや予算に合わせて賢く選ぶことが大切です。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

新車のメリット・デメリット

メリット:
新車の最大の魅力は、最新の技術や安全性能が備わっていることです。故障のリスクが低く、安心して長く乗ることができます。また、メーカーの保証が充実しているため、トラブルがあった際にも心強い味方になります。

デメリット:
ただし、新車は購入価格が高くつくのが難点です。さまざまなオプションを追加すると、総額が予想以上に膨らむこともあるので、初期費用をしっかり確認しておくことが重要です。

中古車のメリット・デメリット

白い中古車と空

メリット:
中古車の一番の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。新車に比べて手頃な価格で、状態の良い車が見つかることが多いです。装備が充実していることもあり、初めて車を購入する方には特におすすめです。

デメリット:
ただし、中古車は前のオーナーの使用状況によって状態が異なるため、購入前の確認が不可欠です。また、経年劣化により故障のリスクが増えることもあるため、メンテナンス費用を予算に入れておくと安心です。

カーリース

  • メリット: なんといっても、頭金なしで新車に乗れるのが大きな魅力!月々の定額支払いでメンテナンスや税金も含まれているため、家計の管理がとっても楽になります。気軽に最新の車を楽しめるのは嬉しいポイントですね。
  • デメリット: 残価設定があるプランの場合、リース終了後に精算が残ることも。さらに、契約が終わると車が手元に残らないので、「自分の車を持ちたい」という方には少し物足りないかもしれません。最近では、「車がもらえるプラン」や「残価保証プラン」も登場しているので、ぜひ検討してみてください。

カーリースおすすめ!買取・もらえるプランがあるリース会社は別ページで紹介しています

車の購入費用、知っておこう!

車購入 見積書

車を購入する際は、車両本体の価格だけじゃなく、さまざまな費用がかかることを忘れないでください!初期費用や維持費をしっかり把握しておくことで、後悔のない選択ができるはずです。

年収に対して、いくらの自動車を買ったらいいの?

車を買うとき、予算がどれくらい必要か悩みますよね。一般的には、年収の約半分から3分の1くらいの金額を目安にすると良いと言われています。ただし、これはあくまで参考値。ライフスタイルや将来の計画によって調整が必要なので、高額な車を選ぶと他の生活費に影響が出ることもあるので、注意が必要です。

車購入にかかる費用

車購入にかかる費用

車を購入する際は、車両本体の価格だけじゃなく、さまざまな費用がかかることを忘れないでください!初期費用や維持費をしっかり把握しておくことで、後悔のない選択ができるはずです。

初期費用

  • 車両代金: 頭金(諸費用分が相場)を支払い、残金は納車前に支払います。
  • 諸費用: 登録手数料や印紙代、自賠責保険、重量税、自動車税や環境割など、購入時に必要な手続きにかかる費用です。
  • 車庫証明費用: 自宅に駐車場があることを証明するための費用です。
  • オプション装備費: ナビやドライブレコーダーなど、必要に応じて追加する装備の費用です。
  • 納車費用: 車を自宅まで届けてもらう際の費用です。

維持費

  • 自動車保険料: 年齢や等級によって変わりますが、特に若い人は保険料が高くなる傾向がありますので、予算に余裕を持っておくと安心です。
  • ガソリン代: 走行距離や燃費によって変わるため、月々の負担を考慮して選びましょう。
  • 車検代: 日本では車検が義務付けられており、2年ごとにまとまった支払いが発生します。これも計画に入れておくのがポイントです。
  • メンテナンス料: タイヤやオイル交換、定期的な点検や修理にかかる費用です。安全運転のためにも、これを怠らないようにしましょう。
  • 駐車場代: 都市部では駐車場代が高くなることもあるので、事前にチェックしておくことが大切です。

これらの費用をしっかり把握することで、無理のない範囲での車選びができるはずです。賢く計画を立てて、素敵なカーライフを楽しんでくださいね!

ディーラーでの交渉術

自動車ディーラー

車を購入する際、値引き交渉は大きな節約ポイントです。特に初めての方にとっては交渉が難しく感じるかもしれませんが、いくつかのコツを押さえれば、ディーラーとの交渉を有利に進めることができます。

1. タイミングを見極めよう

ディーラーの決算期(通常は3月と9月)は、値引き交渉のチャンスです。この時期は、販売台数を伸ばすために値引きが大きくなることが多いです。また、新車モデルの発売直前や、在庫処分セールも、値引きが期待できるタイミングです。

2. どんどん値引き交渉をしよう

自動車販売店

複数のディーラーに足を運んで、車両の値引き額を比較することで、より良い条件を引き出せます。

また、ローン契約を予定している場合は、ディーラーにとってローンは大きな利益を生む契約です。(ローンキックバックが入るため)これを交渉の切り札にして、「ローン契約と引き換えにオプション費用や取付費用を削減してもらう」といった方法も効果的です。

最近では、半導体不足などの影響で新車の納期が1年近くかかる場合があります。納期が長く、今乗っている車の車検が切れてしまう場合は、納車までの代車の手配や、車検を安く仕上げてもらうなどの交渉ができることもあります。

中古車は、相場や仕入金額がありますので、新車のような10万円単位の値引きはなかなか難しいです。希望ナンバーや、今まで乗っていた車の廃車料金をサービスしてもらうなどの交渉なら可能性が大です

3. オプションは量販店で賢く選ぼう

ヤリス車内装備

ETCやドライブレコーダー、コーティングなどのオプションは、ディーラーに頼むと割高になることが多いですが、オートバックスやイエローハットのようなカー用品量販店コーティング専門店を利用すれば、費用を抑えることが可能です。

量販店では、ディーラーより高性能なETCやドライブレコーダーが安く手に入り、取り付け費用も割安です。さらに、商品選びやアフターサポートも充実しています。

コーティング専門店では、施工後に保証書が発行されるため、安心です。ディーラーよりコストを抑えながら高品質な仕上がりが期待でき、不具合があればアフターケアも受けられます。

4. 納車は取りに行こう

自動車契約書 納車費用欄

通常、納車には納車費用がかかります。しかし、ディーラーに自ら取りに行くことで、納車費用のキャッシュバックが受けられる場合があります。納車費用は数万円かかることもあるため、自分で取りに行くのも節約の一手です。

納車 取りに行くとタダ?納車費用の相場と返金・カットのコツは別ページで詳しく紹介しています。


これらの交渉術を活用することで、購入費用やオプション費用を大幅に削減し、満足度の高い車選びができるでしょう。

ローンや支払い方法の基礎知識

車購入 支払 電卓

車を購入する際、支払い方法として「現金一括払い」や「ローン」が一般的です。最近では、ローンを活用する方が増えています。ここでは、オートローン残価設定ローンなど、代表的な支払い方法について詳しく解説します。

オートローン

オートローンは、車を購入する際に利用できる専用のローンです。金利や返済期間を各社で比較し、自分の収入や生活スタイルに合ったプランを選びましょう。月々の支払い額や総返済額をしっかり確認することが大切です。

ちなみに、オートローンを組む場合は「審査」が必要です。オートローンの審査は、主に金融機関(銀行やクレジット会社)が行います。審査では、年収や雇用状況、信用情報などを基に、返済能力を判断されます。借りたい金額が年収の35%以内であれば審査に通りやすいです。それ以上の金額の車を購入したい場合は、頭金を入れるなどして調整する必要があります。

残価設定ローン

残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンは、月々の支払いを抑えられる車のローンです。契約期間中は車の残価(将来の価値)を据え置き、月々の支払い額を軽減します。ローン期間終了後には、車を返却するか、残価分を支払って購入するかを選ぶことができます。柔軟な選択肢があるため、短期的な支出を抑えながら車に乗りたい方に人気です。

しかし、いくつかのリスクもあります。

ローン期間終了後、車の価値が予想より下がった場合、返却時に追加精算が発生する可能性があります。また、走行距離や車の状態に制限があり、これを超えるとペナルティがかかることがあります。さらに、契約終了時に車を購入する場合は残価分を一括で支払う必要があり、資金が不足していると負担が大きくなることも。

残価設定ローンは支払いが抑えられるメリットがある反面、契約後の制限やリスクをよく理解して利用しましょう。

現金一括 vs ローン どちらがいいの?

ソリオ

現金一括払いとローンのどちらが良いかは、個人の状況やニーズにより異なります。現金一括払いは、利息がかからず総支払額を抑えられる点が魅力です。しかし、一度に大きな額を支払うため、貯金が減るリスクがあり、急な出費に備える余裕がなくなることも。

一方、ローンは毎月の支払いを分割できるため、手元に資金を残しながら計画的に支出できます。とはいえ、利息が発生するため、総支払額は一括払いより高くなります。無理のない返済プランを組み、利息負担も考慮することが大切です。

ちなみに、自動車ローンを組む場合は「審査」が必要です。借りたい金額が年収の35%以内であれば審査に通りやすいです。それ以上の金額の車を購入したい場合は、頭金を入れるなどして調整する必要があります。

購入後の手続きとメンテナンス

車検修理工場

車を購入した後にも、やるべきことがたくさんあります。 自動車保険の加入やメンテナンス計画をしっかりと立て、長く快適に車に乗るための準備をしましょう。

自動車保険(任意保険)の加入

事故

車を購入して、すぐにすべきことは、自動車保険(任意保険)への加入です。任意保険は、対物や対人賠償、車両保険などが保障され、万が一の際の経済的負担を軽減できます。

初めて車を購入する方は、車検時に加入する強制保険「自賠責保険」だけで、保険に入っていると安心してしまうことが多いです。しかし、「自賠責保険」は、相手の怪我や死亡に対してのみの保障で、自分自身や同乗者の怪我、対物損害(ガードレールへの衝突など)は保障されていません。最低限の保障内容で補償額も限られています。

これをカバーするために、自動車保険(任意保険)へ加入する必要があります。任意保険に加入することでより手厚い保障が得られます。自賠責保険と任意保険の違いをしっかり理解し、適切な補償を整えましょう。

定期的なメンテナンス

エンジンオイルの交換やタイヤの空気圧チェックなど、定期的なメンテナンスを怠ると、思わぬ故障や事故につながります。

車検・点検の準備

車検は、新車で購入した場合、初回は3年目、それ以降は2年ごとに実施する必要があります。車検の時期が近づいたら、早めにディーラーや整備工場で予約を取り、必要な点検や整備を行いましょう。点検は6か月・12か月点検があります。

車検はいつ、どこで取るの?

車検・点検の有効期限は車検証または、フロントガラスに貼られた車検ステッカーに記載されています。車検は切れる日の1カ月前から取得可能です。購入した販売店やお近くの車検整備工場に依頼しても問題ありません。

車検時には、自賠責保険、重量税、印紙代などの法定費用の他、車検整備基本料金や部品交換費用が必要です。法定費用だけでも、軽自動車で3~4万円程度かかりますので、事前に準備しておきましょう。

車検ステッカーの見方は別ページで詳しく紹介しています。

車購入に関する注意点まとめ

初めて車を購入する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

必ず見て試乗する

実際に車を見て、できれば試乗をしてから購入しましょう。カタログや見た目だけで判断せず、乗り心地や操作性を自分の感覚で確認することが大切です。特に、インターネット上のオークションや個人売買では、事故車やメーター改ざん車、詐欺などに遭うリスクがあるため、注意が必要です。

保証内容を確認する

新車の場合はディーラーによる保証がついていますが、中古車の場合は保証の範囲や期間をよく確認し、安心して長く乗れるかをチェックしましょう。

無理なローンは避ける

ローンを組む際は、月々の返済が生活に負担をかけない範囲に収めることが大事です。無理な支払い計画は避け、予算に合った選択を心がけましょう。

まとめ 初めての車購入ガイド:車屋さんが教える7つの基礎知識

終わりに
初めて車を買うのは大きな決断ですが、この記事で紹介した基礎知識を押さえておけば、安心して車を選び、購入後の生活を快適に楽しむことができるでしょう。購入前にしっかりと準備し、自分に合った車選びをしてみてください!

この記事では、初めて車を買う際のポイントを網羅的に解説しました。車選びや購入後の維持費、支払い方法まで一通りの知識を身に付けて、後悔しない車購入を実現しましょう。

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